たっつんのロマンブログ

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【日常に転がる謎を科学的に調査】水がぬるくなると味が変わるのはなぜ?

水がぬるくなると味が変わるのはなぜ?

どうも”もつ”です!日常に様々な謎…気になりますよね?ということで、

今回は【日常に転がる謎調査】ということで、「水がぬるくなると味が変わるのはなぜか。」調査してみました。

 

 

単刀直入「水がぬるくなるとなぜ味が変わるの?」

水がぬるくなると味が変わるのは、水に含まれるミネラル水素イオンなどの成分の影響です。水には、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が含まれており、その量によって水の「硬度」が決まります。

硬度の高い水は硬水、硬度の低い水は軟水と呼ばれます。一般に、軟水はクセが少なくまろやかな口当たりで、硬水は苦味やヌルヌル感があります

また、水に含まれる水素イオンの多さによって水の「pH」が決まります。pHが低ければ酸性高ければアルカリ性となります。酸性の水は酸っぱく、アルカリ性の水は苦味があります。さらに、温度によっても味覚は変化します。例えば、甘さは冷たい温度では感じにくく、体温ほどの温かさだと強く感じます

つまり、水がぬるくなると、その中に含まれるミネラルや水素イオンなどの成分が味覚に影響しやすくなるため、味が変わると感じるのです。

 

 

じゃあ水以外でも温度で味が変わるものはあるの?

甘味:体温近くが一番感じやすく、冷たすぎると感じにくくなります。アイスクリームや缶コーヒーは冷たくても甘さを感じられるように、かなり強い甘みをつけてあることが多いです。


酸味:温度に関係なく感じられますが、温めすぎると酸が蒸発して鼻の粘膜を刺激します。夏場には酸っぱい食べ物に含まれるクエン酸が熱中症予防や食中毒予防に効果があります。


辛味:酸味と同様に温度に関係なく感じられますが、辛み成分も熱いと蒸発してむせるような刺激になります。辛味は舌で痛覚として認知されるほど刺激的です。
苦味:熱いと柔らかく感じられ、冷たいと強く感じられます。冷めたコーヒーは苦く感じるのはこのためです。


塩味:熱いとマイルドに感じられ、冷めると強く感じられます。味噌汁が冷めるとしょっぱく感じるのはこのためです。


温度で味が変わりやすいのは甘味・旨味・苦味の3種類、変わりにくいのは塩味・酸味の2種類です。 また、季節によっても味覚は変わります。

 

 

水を長時間放置した後に飲むときゅうりの味がするのはなぜ?

水を長時間放置した後に飲むときゅうりの味がするのは、水に含まれる微量なミネラルや空気中の成分が反応して、きゅうりにも含まれる化合物が生成されるからだと考えられます。

きゅうりの味は、主に キュクロペプチド という苦味成分と ピラジン という香り成分によって決まります。水にはカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが微量に溶けていますが、これらが空気中の酸素や二酸化炭素と反応して、キュクロペプチドやピラジンに似た化合物を生成する可能性があります。

また、水を入れた容器や水道管にも金属やプラスチックなどの成分が含まれており、これらも水と反応してきゅうりの味に影響するかもしれません。

水を長時間放置すると、水の味や香りが変わることがありますが、それ自体は健康に害はありません。ただし、水に雑菌が繁殖する可能性もあるので、飲む前に沸騰させるか、冷蔵庫で保存することをおすすめします。

 

 

水道水とミネラルウォーターでは味が違うの?

水道水とミネラルウォーターでは味が違います。その理由は、水に含まれる ミネラル成分の種類やバランス によって決まります。

水道水は、原水を浄水場で処理して塩素消毒されたものなので、 塩素の味や臭い を感じることがあります。また、水道管や貯水槽の状態によっては、 錆びの味や臭い を感じることもあります。

ミネラルウォーターは、特定の水源から採取された地下水を原水としています。そのままでも飲めるレベルの清潔な水なので、塩素や錆びの味や臭いはありません。しかし、地下水には カルシウムやマグネシウム などのミネラルが溶け込んでおり、これらが水の 硬度 を決めます。

硬度とは、水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどの金属イオンの総量を表す指標です。硬度が高いほど、金属イオンが多く含まれていることを意味します。硬度が高い水を 硬水 、低い水を 軟水 と呼びます。

硬度によっても水の味は変わります。一般的には、硬度が高い硬水は コクや旨み があると感じられますが、苦みや渋みも強くなります。逆に硬度が低い軟水は さっぱりとした味 になりますが、甘みや酸味も強くなります。

日本の水道水はほとんどが軟水ですが、ミネラルウォーターは硬度によってさまざまな種類があります。例えば、フランス産のエビアンは硬度が高くてコクのある硬水ですが、イタリア産のアクアパンナは硬度が低くてさっぱりした軟水です。

自分の好みに合わせて、ミネラルウォーターを選ぶことができますよ。

 

 

まとめ

この記事では、水がぬるくなると味が変わる理由を科学的に解説しています。その要因として、水に含まれるミネラル成分の種類やバランス、特に硬度が大きく関係していることがわかりました。私たちは普段何気なく飲んでいる水ですが、実は奥深い物質であり、その性質や役割を知ることで、より美味しく健康的に飲むことができます。また、ミネラルウォーターは自分の好みや用途に応じて選ぶことで、料理や飲み物の味を引き出すこともできます。これからも日常に転がる謎を科学的に調査していきます。