映画「THE FIRST SLAM DUNK」のレビュー！感想・上映時間・主題歌・キャスト情報・おすすめポイントも！

「THE FIRST SLAM DUNK」(C)I.T.PLANNING,INC. (C)2022 THE FIRST SLAM DUNK Film Partners

どうも”もつ”です！

『THE FIRST SLAM DUNK』は、人気バスケットボール漫画「SLAM DUNK」の原作者・井上雄彦が監修した、初の実写映画化作品です。主人公の桜木花道は、高校入学時に初恋の女性・赤木晴子に一目惚れし、彼女がマネージャーを務めるバスケ部に入部します。しかし、桜木はバスケのルールも知らない素人で、チームメイトやライバルとの衝突や成長を繰り返しながら、熱い青春を駆け抜けます。原作の魅力を忠実に再現しつつ、現代の視点からアレンジした本作は、ファンはもちろん、バスケや青春物が好きな方にもおすすめです。

映画「THE FIRST SLAM DUNK」のレビュー！感想・上映時間・主題歌・キャスト情報・おすすめポイントも！

あらすじ

映画「THE FIRST SLAM DUNK」は、2022年12月3日に公開されたアニメーション映画である。原作は井上雄彦の人気漫画「SLAM DUNK」で、原作者自らが監督と脚本を務めた。映画は、原作の最終回を迎えてから26年半後に制作された。

映画のストーリーは、高校バスケットボールの全国大会・インターハイで、無名の湘北高校が王者の山王工業と対戦するというものである。湘北高校のメンバーは、天才的なシューターの流川楓、熱血漢のセンター赤木剛憲、復帰組のスリーポイント専門家三井寿、天性のリバウンダー桜木花道、そしてチームの司令塔であるポイントガード宮城リョータである。

映画では、試合の展開と並行して、宮城リョータの生い立ちや兄との関係が描かれる。宮城は沖縄出身で、兄のソータはミニバスケットの名選手だったが、海難事故で亡くなってしまう。その後、神奈川に移住した宮城はバスケ部に入り、兄が掲げた「最強の山王を倒す」という夢を叶えるべく奮闘する。

主題歌

オープニング主題歌にThe Birthdayの「LOVE ROCKETS」

エンディング主題歌に10-FEETの「第ゼロ感」

上映時間

124分

キャスト

PG（ポイントガード）宮城リョータ役に仲村宗悟
SG（シューティングガード）三井寿役に笠間淳
SF（スモールフォワード）流川楓役に神尾晋一郎
PF（パワーフォワード）桜木花道役に木村昴
C（センター）赤木剛憲役に三宅健太

その他の登場人物の声優は以下の通りです。

福西勝也役にYuuji Ookusu
Yoshiaki Hasegawa役にMinoru Matsumoto
安西光義役にMitsuyoshi Anzai
堀田紀夫役にNorio Hotta
小金井健役にKiminobu Kogure
沢北栄治役にMasashi Kawata
河田正吾役にMitsuaki Kanuka
高野秀一役にNozomi Takamiya
三井寿の仲間・ユウジ役にYouhei Mito
三井寿の仲間・チュウイチロウ役にChuuichirou Noma
河田美紀男役にMasafumi Kobatake
深津一成役にRyota Iwasaki
野辺康平役にSatoshi Tsuruoka
一之倉健太郎役にNara Toru
赤木晴子役に坂本真綾
アヤコ役に瀬戸麻沙美
沢北栄治の父親・沢北大介役に武内駿輔

作品のオススメPoint３選

試合のアニメーションのリアルさ：

映画「THE FIRST SLAM DUNK」では、バスケットボールの試合シーンが細部までこだわって描かれています。キャラクターの動きや表情は原作の絵柄を忠実に再現しつつ、CG技術を駆使して滑らかで迫力ある映像に仕上げられています。また、試合中のキャラクターの汗や息遣い、一瞬の迷いや判断なども細かく表現されており、観客はまるでコートにいるかのような臨場感と緊張感を味わうことができます。試合シーンは映画の見どころの一つであり、バスケファンはもちろん、初心者でも楽しめると評判です。

物語パートの感動：

映画「THE FIRST SLAM DUNK」では、試合だけでなく、キャラクターたちの過去や葛藤、やるせなさなども描かれています。特に宮城リョータの話は涙なしには見られません。リョータは沖縄生まれで、バスケットボールが大好きな兄のソータを海難事故で亡くしています。その悲しみを乗り越えるために、兄の夢だった『最強の山王を倒す』という目標を胸にバスケ部に入ります。しかし、不良グループとの喧嘩や原付事故などで何度も挫折を味わいます。そんなリョータの苦悩と成長が感動的に描かれており、彼が湘北の司令塔として活躍する姿には応援したくなります。物語パートがあることで、原作の一部分ではなく映画だけでひとつの完成した作品として見ることができます。

音楽と映像のマッチング：

映画「THE FIRST SLAM DUNK」では、音楽と映像が見事にマッチしています。オープニング主題歌はThe Birthdayの「LOVE ROCKETS」で、疾走感あふれるロックサウンドが試合の熱気を盛り上げます。エンディング主題歌は10-FEETの「第ゼロ感」で、感動的なバラードが物語の余韻を深めます。劇中音楽は武部聡志とTAKUMA（10-FEET）が担当し、バスケットボールの動きやキャラクターの感情に合わせて様々な曲調やテンポで演出します。特に印象的なのは、試合のクライマックスで流れる無音の演出です。観客や選手たちの息遣いや心拍だけが聞こえるシーンでは、音楽と映像のコントラストが圧倒的な緊張感と感動を生み出します。音楽と映像のマッチングは、映画を一層魅力的にしています。

感想

映画「THE FIRST SLAM DUNK」は、原作ファンはもちろん、初めてスラムダンクに触れる人にもおすすめの作品です。試合の迫力やキャラクターの魅力はもちろん、物語パートや音楽と映像のマッチングなど、映画ならではの演出が満載です。特に宮城リョータの生い立ちや成長が感動的に描かれており、彼が湘北の司令塔として活躍する姿には応援したくなります。また、山王工業との試合はバスケットボールの醍醐味を存分に味わえるシーンが多く、無音の演出やオープニング主題歌などで緊張感と感動を高めてくれます。映画「THE FIRST SLAM DUNK」は、バスケットボールに青春をささげる高校生たちの人間的成長を描いた、井上雄彦の名作コミックを見事に映像化したアニメーション映画です。ぜひ劇場でご覧ください。